遊びを大切に



身体と心を遊びながら育てていくのです
子どもは遊んでばかりで羨ましい、なんて思っている方もいるかもしれません。大人は乳幼児期を経験してきたはずなのですが記憶は薄まってしまうのです。
遊びは楽しいことばかりではなかったはずです。乳幼児期の遊びは学びの時間であり、喜怒哀楽全てが伴う時間です。広い園庭で走り回り身体は逞しく育ち、虫や草花の自然物から五感を通して刺激を受け、内面も育ち、同世代の集団の中で自己主張や共感をしながら人間関係の築き方も学びます。
乳幼児期は生きていくうえで基本的に必要なもの、身体と心を遊びながら育てていくのです。健全な心身が育つことで、やがて獲得する価値ある知識もしっかり使うことができるようになるのです。
園外活動



日常とは安定した刺激であり、特別とは新鮮な刺激です
ひかりに来園された方は広い園庭に驚くことでしょう。ですが日々過ごしているうちに特別広い園庭は日常になってしまいます。日常とは安定した刺激であり、特別とは新鮮な刺激です。どちらも大切なものなので、天気の良い日はバスに乗って近くの公園へ行ったり、ときにはお弁当を持って山登り、年長になるとお泊まり保育などの特別なこともしています。わざわざ出向かなくても疑似体験ができる時代となりつつありますが、本物から子どもたちが感じ取る情報量は桁違いで、代替できるものではありません。
食事は楽しく



食事を通した他者とのコミュニケーションや文化の共有は、
心を育てるためにとても重要です
食事とは生命維持のために栄養摂取する行為。これだけでしたら機械的に適切な栄養摂取をすれば良いのですが、食事の役割はもっと広範囲です。
生命維持、健康促進、身体の成長はもちろんですが、咀嚼により口腔内の環境向上、胃腸や脳との関連、発声の上達など直接身体と関わる役割が多くあります。さらに食事を通した他者とのコミュニケーションや文化の共有は、心を育てるためにとても重要です。
園では調理が始まる朝の時点から子どもたちは給食と関わり始め、包丁の音、調理途中の匂い、出来上がった給食の色彩に興味を持ち、自ら口に運び、五感で楽しむ喜びを経験します。その喜びを友だちや保育者と共有することでさらに満たされるのです。
お腹を満たし、心を満たし、生きる意欲につながるものが食事です。
その大切な食事の時間を、子どもたちが楽しみと思えることが前提となります。
卒園期の子どもたち



安定的な絆を形成してあげることが
「生きやすさ」に結びつくのです
自由保育で育った子どもたちはどんな姿で卒園していくか気になることでしょう。
0~2歳で入園してきた子、3歳で入園してきた子、幼稚園と保育園で違いはありますが、どの子もみんな入園時は自分本位の主張をします。
一見わがままと判断されがちな子どもたちの言動、それにも子どもたちなりの意思があります。その意思に向き合う大人次第で満たされていくのです。そんな経験をしてきた子どもは次に、友だちを肯定できるようになります。そうなると自分自身も肯定することができるようになっていくのです。まずは自分なのです。
年長の卒園期には、泣いている友だちに声をかけ励ます姿があり、何度失敗しても自分ならできると前を向いて挑む姿があり、友だちの喜びを自分のことのように喜び合う姿があるのです。
そんな年長集団となり卒園していく子どもたちは、卒園後どんな人生を歩むことでしょう。
人間は一人では生きていけません。誰かと共存して生きていくのです。これは赤ちゃんも大人も同じです。そのため人間と人間を繋ぎ合わせる絆が必要です。この絆は子ども自ら作れるものではなく、我々大人たちが作ってあげるものなのです。安定的な絆を形成してあげることが「生きやすさ」に結びつくのです。
学校法人 大塚学園